物件写真の重要性が分かる!2017年「不動産情報サイト利用者意識アンケート」

2018年9月24日

不動産情報サイト事業者連絡協議会(RSC)が毎年発行する調査(2017年版)

2003年から毎年継続的に発表されているアンケート調査で、写真の有効性が示されていまるので紹介します。大事な事は、

物件を「契約した人」は物件情報を探す際に「写真」を重視、サイトに様々な写真を掲載した物件がユーザーに選ばれる!

という事です。この調査では、その他にも2つのポイントが指摘されています。

■物件を「契約した人」が検索に利用したものは、全年代で「PC」は男性、「スマホ」は女性の方が多い。

■問合せ不動産会社数、物件数ともに大きく減少。提供情報の拡充進み、ユーザーが問合せる不動産会社・物件を絞り込む

事前にインターネットで不動産物件の下調べをする習慣は年々進行しています。

結果、実際に問い合わせをする不動産会社や物件の数が大きく減少しています。つまり【ネットに出した情報で、顧客に選ばれなくてはならない】状況に年々なっているという事です。

具体的には、

訪問した不動産会社数は「1 社」が 4 割を超え最も多く、平均は 2.1 社。 

そして、そんな中で最も注目されるポイントが【写真】なのです。

■物件検索後、問合せや訪問をする不動産会社を選ぶ時のポイントは、売買・賃貸ともに「写真の点数が多い」がダントツ。

圧倒的じゃないか!写真!

しかし、敢えて言いますが、

仲介会社さんからは、撮影の引き合いが少ない(^^;)

のです。

アパートオーナー、マンション投資、ハウスメーカー、リフォームなど、ビジネスオーナーな方からはご依頼を頂きます。しかし、売買にしろ賃貸にしろ、仲介系の方からは殆どご依頼がございません。

当事者感の違いかな、とは思いますが、傍から見ていると勿体ないなと。

実際問題、売買の場合は物件ではなく会社や営業マンに信頼を置き、賃貸は予算的に外注が難しい、などもあるとは思います。それでも、ご依頼を頂く方は皆さま、ご自身の物件に並々ならぬ思い入れがある方ばかりです。

同じく「不動産愛」をお持ちで、この物件の良さを伝えたい!と思う方がいらっしゃいましたら、ご連絡をいただけましたら幸いです。

いずれにしても、店頭に来て貰えなければ始まりません。店頭に来てもらうためには、この調査結果によれば、写真が大事という事です。

では、この調査を元に、更に写真について掘り下げてみましょう。



物件を探す際に必要な情報のトップ 10 に、さまざまな「写真」がランクイン

必要な情報のトップは【間取り図】でした。流石に間取りが分からないと選びようがありません。トップになるのは納得です。

しかし驚くべきは、それに続くランキングです。なんと、

2位以下の9項目中8項目は、売戸建て・売マンション・賃貸を問わずさまざまな「写真」

なんと!なんと!「物件を探す際に必要な情報ランキング」で

9項目中8項目が写真!

だったのです。

さらにこの調査では、物件のタイプごとにグラフが用意されていますが、ここで、最もサンプル母数の多い「賃貸物件」のグラフを引用しましょう。

いかがでしょう?(クリックで拡大します)

2位の「キッチン」を筆頭に、「居屋/リビング」「バス」「トイレ」「外観」「収納」「洗面所」、「バルコニー」と、写真が軒並み続く事が分かります。間に挟まるのは9位の「文字情報」のみ。

しかも洗面所まで、どれも脅威の80%超です!どれだけの人が気にするのでしょうか?

そして上位はいずれも僅差ですが、ズバリ【水回り】がその上位に並ぶことにも、お気づきでしょうか?

そうです。私が撮影の際にも重視するのも、実はこの【水回り】なのです。写真もいくつか見てみましょう。

「バス」

バス

バス

バス

バス

「トイレ」

トイレ

トイレ

トイレ

トイレ

正直、仲介さんの男性営業マンの方の中には、こうした【水回り】を軽視される方もいらっしゃいます。「そんなに沢山撮るんですか?」と、言われる事もあります。しかし中々どうして、お客様は気にしている!のです。

この【水回り】を、いかに多くの営業マン・社長・管理職の方が軽視していらっしゃるか?は、ズバリ、各社のWEBサイトの物件ページを見れば分かります。外観は気にしてソコソコ綺麗に撮っていても、お風呂やトイレは、全然気にしてないじゃん?という物件ページが多々ある事が証拠です。

現実的にも「残念ながらそんなに綺麗じゃないしなあ…」という場合は致し方ありませんが、中には十分綺麗で明るいのに、トンデモなく暗く陰気に写っちゃってる物件サイトも少なくありません。これでは物件が可哀想。外注予算が無いなら無いで、出来るかぎり会社として頑張って頂きたいと思います。

さて、この調査は本当に良く出来ており、「物件を契約しなかった人」の行動パターンにも踏み込んでいます。

結果、分かった事は…

物件を「契約しなかった人」は、「写真」より「文字情報」を重視する

という事。つまり、【写真なんか、あってもなくてもいいよ。僕は文字情報を読むからね】って人は、【契約しない】のです!(あくまで傾向ですが)

文字情報は不可欠です。しかし、決め手にはなりません。

写真を見て、ビビッと来て【これだ!】と思った人が契約するのです(あくまで傾向ですが)。

「契約しなかった人」では「居室/リビングの写真」が写真のトップとなっているのに対し、「契約した人」では「キッチンの写真」が最重要視されており、賃貸の決定権は女性にあるようにも見えます。

も、面白いですね。

リビングの写真を気にして、あーだこーだ言ってる人は、契約しない。それに対し、キッチンの写真をじっくり見る人は、それを頼りに決定!する。

結局、家にいる時間は一般的に女性の方が多く、その女性が「自分の城」として気にするのは、キッチン、そして水周りなのです。



枚数無制限の撮影についてのお問い合わせは、下記からお願いいたします。

当方では、今回のランキングに出てきた、「キッチン」「リビング」「バス」「トイレ」「外観」「収納」「洗面所」「バルコニー」を始め、マンションの共用施設や戸建ての階段など、撮影できる部分は全て撮影いたします。

全て撮影=枚数無制限です。

枚数を15枚や20枚など決めている業者さんもいますが、ランキングだけで8箇所もある以上、その程度の枚数では不十分です。また、母数の枚数が多ければ、それだけ選べる選択肢も広がります。もちろん物件の面積にもよりますが、戸建てやファミリー向け物件であれば、最低でも100枚前後はお撮りします。

物件撮影事例

中野区/演芸場のある和風の家
台東区/新築マンション部屋タイプ別撮影
中央区/高層マンション(共用部)
藤沢市/海辺のシェアハウス
流山市/風と光の通る戸建て
港区/1Rの新築マンション

さらに個人で運営しているので、当たり前ながら、伺うカメラマンは常に同じ人です。スタッフによる当たり外れもありませんので、ご安心ください。

撮影料金は、基本料(20,000円)+物件の面積(10平米ごとに2,500円)です。35平米の物件の場合、20,000円+2,500円×4=30,000円となります。東京・千葉・埼玉・神奈川であれば(よほど僻地でなければ)交通費込みで伺います。

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